絶好のチャンスを見逃さないために
こんにちは YSこころのクリニック カウンセラーの大島です。 蒸し暑い日が続いていますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
それでは本日も、佐藤康行先生の書籍「人生の急所(ツボ)」より、お届けします。 …………………………………….
絶好のチャンスを見逃さないために 人生、山あり谷ありといいます。いろいろなことがあって当たり前なのです。
もしあなたが、逆境におかれているなら、それは気づきの絶好のチャンスです。 私が主宰する研修の受講生T・Mさん(当時43歳)は、ある有名メーカーの役員をやっていました。ところが会社の業績が大幅に悪化して、240人いる社員を120人に半減するという、大リストラ計画が立てられたのです。 会社自体も大ピンチですが、彼自身も今後どうすべきかを真剣に考えなければなりません。「役員だから倒産でもしない限りクビになることはないけれど、はたしてこのまま会社に身を置いてよいのだろうか」と悩みました。
彼の下した結論は、これを機に会社を退職し、「自分を生かして、世の中に役立つような新たな仕事に就こう」というものでした。
彼は今、人材会社のコンサルタントとして活躍しています。そして、多くの人々に、将来自分を生かす方法などについてアドバイスをしています。
人生にも会社にも、現状維持ということはありません。人は1秒1秒死に向かっています。会社も発展か衰退のどちらかしかないのです。刻一刻と変化しているのです。
水の入った2つのナベの中に、それぞれカエルを入れたとします。片方のナベは強火でバッと温めます。もう一方は、弱火でとろとろと温めます。
どちらのカエルが助かるでしょう?
答えは強火で温めた方です。水が急激に熱いお湯になれば、カエルは驚いて尻に火がついたようにバッと跳び出すからです。熱さに気づくのです。
ところが、とろとろ温まってくると、水が温まっていることに気がつかず、ゆで上がって死んでしまう可能性があるのです。
終身雇用でとろとろと勤めていて、定年になって、「はい、ご苦労様」と用無し人間になるより、リストラか何かの逆境に合い、強火でバッと尻に火がついた方が、気づきも得やすいのです。
自分の人生を見直すきっかけになるのですから、逆境はチャンスととらえましよう。 ➡逆境はチャンスととらえる。 …………………………………….
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。