皆さんが知っている「うつ病」になる原因には
- 会社でのストレス
- 家族などの身近な人の死
等があると思います。けど、実は
- 結婚や出産
- 進学、就職、昇進
といったのでも、うつ病を招いてしまうのを、ご存知でしょうか?
こうした出来事は本来であれば「おめでとう!。」、「ありがとう。」となり、気持ち的には
「嬉しい、喜ばしい、ハッピー」
といったものですが、それがそうは思えない。
そしてそれだけでなく、うつ病になってしまうのにはどんな背景が隠されているのでしょう?
今回はそんな
『嬉しい事、喜ばしい事がうつ病になるきっかけ』
というのをテーマにしてみました。
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ケース1:結婚が原因のうつ
結婚は普通に考えると喜ばしいものですよね。けど「マリッジブルー」という言葉があるように、
- 結婚式や結婚後の生活の準備
といったので、相手と喧嘩をしたり
「この先どうなるんだろう?」
という不安が生まれ、思い悩んでしまうというのはよくある話です。
この時の思い悩みや喧嘩によるイライラといったのが、心にストレスや不安感・焦燥感となり、それがうつ病を発症させたりします。
ところで、マリッジブルーは何となく
「女性がなる」
というイメージがありませんか?
こうしたイメージが定着化しているのは、結婚式の準備や新居での生活準備を主だって行うのが女性だからというのがあるからではないかと思います。しかし、
『マリッジブルーは、男性もなります』
男性がマリッジブルーになるのには、例えばですが
- 付き合っている頃に見えなかった相手(未来の奥様)の言動
- 両家(ご両親)との意見の相違
といったのによる強いストレスがかかるからというのがあります。
こうしたストレスを女性なら友達と話すといった方法で少しは発散出来たりしますが、男性の場合はそうした回避法を余り取れないので、そのまま強いストレスとして心に残りやすく
「うつ病になる引き金」
となったりします。
だから
『マリッジブルーは男性・女性問わずなる可能性がある』
といえるのです。
女性・男性問わず、やはり何もかも任せっぱなしにしているのは、どちらか一方にかなりの負担がかかるので、よくありません。ですから、
「2人の新たな生活そして、これからの人生を共に歩んでいく為に」
と考えて、時には意見の相違から喧嘩へ発展したとしても「分かりあえる機会」として、出来るだけ2人で行って、どちらかの一方に負担をかけるというのを避けましょう。
そうしないと、うつ病だけではなく
「結婚自体が取り止めに」
という可能性も高くなってしまいます。
ケース2:出産や産前産後が原因のうつ
赤ちゃんが生まれる、家族が増えるのも一般的には嬉しいといえる出来事です。
しかし、
『産前・出産・産後』
は
「女性の8割くらいが何らかの抑うつ症状やうつ病になりやすい」
というくらい、うつ病になるリスクが高い時期です。
これは初産であれば
- 妊娠や出産に対する不安
- 母親という役割が出来る不安
が、うつ病発症に関わっています。また初産の場合、産後の慣れない生活や
「皆、経験している事よ。」
「お母さんになったんだから、頑張らないと。」
という周りからのよくある一言で、
「出来ない私が悪いんだ」
「皆がしているのに、どうして私は出来ないのだろう」
という思いが心にどんどん蓄積されて、うつ病になっていくケースはとても多いです。
となると、
「じゃあ、2人目・3人目のお母さんは、うつ病になりにくい」
となるかもしれませんが、これは誤った考えといえます。
2人目、3人目という経産婦であっても、出産に対しての不安は同じですし、出産後に起こる
「上の子の赤ちゃん返り」
や、1人目の時よりも多忙になる生活環境からストレスを感じてしまい、うつ病へとなるケースもあります。
だから
『初産、経産どちらの場合でも、うつ病になりやすい』
といえます。
これを少しでも改善する為には周りのサポートも大切ですが、
- 子育て支援センターの電話相談で心に溜まったものを話してみる
- 育児サークル等で他の親子と交流してみる
等で、「出来るだけ心に色々溜めないようにする」ようにしていく方法を自分なりに見つけておくと、緩和されやすくなります。
それから、産婦人科の中には
「お母さんが静養できるように」
と、産後に入院出来る制度があったりするので、こういった病院をチェックしておくのも良いと思います。但し、この制度については「利用できるのは、当院で出産した方のみ」という場合もあるので、この点は注意して前もって確認したり、こうした制度がある病院を
「出産の為の産婦人科選びのポイント」
にしておくのも良いのではないかと思います。
ケース3:受験・進学・就職が原因のうつ
子供が大きくなると、
『受験・進学・就職』
という人生の節目や転機が訪れます。
この時、受験であれば
- 勉強や成績が思うように上がらない
- 自分が進学したい学校へ行けるかどうかという不安
があり、進学や就職では
- 自分が思っていたイメージと違う
- 生活スタイルの変化
等が、うつ病の原因の一例としてあります。
高校・大学への進学や就職だと、ほぼ成人に近いか成人しているといえる年代なので、もしも「おかしいな」と感じた時は、早期発見と治療をする為に出来るだけ早く心療内科や精神科を受診するのをお勧めします。
しかし成人はまだ大分先といえる、小学生・中学生の場合は一度ゆっくり休養させて様子を見て、それでも改善されない場合は、専門医の受診やスクールカウンセラーに相談してみましょう。
「子供だから、時期に良くなるだろう」
と思うのは、とても危険です。
抑うつ症状をそのままにしておけばうつ病発症だけでなく、成人しても同じ状態を繰り返すようになり、普段の生活が出来ないという状態になりかねません。
進学や就職といったのは「希望を胸に」という言葉がピッタリなシチュエーションですが、もしその希望が潰れてしまえば、うつ病になるリスクは高くなるので、これも
『嬉しい事だけど、うつ病になりやすい』
といえるでしょう。
ケース4:昇進が原因のうつ
会社が原因のうつ病といえば
- 仕事の多さや残業
- セクハラ、パワハラ
というのが真っ先に挙げられますし、実際にこれらについては会社が原因のうつ病の中では1,2位を争うといえる理由となりますが、実は意外と知られていないのに
『昇進』
という原因があります。これについては、
「昇進って、普通に考えれば嬉しいはずなのに、どうして?」
となるかもしれません。
確かに、昇進は
「自分の仕事での努力や成果が認められた」
という証であり、嬉しいと感じる出来事ですが、昇進すると
- 重責がかかる
- 周りからの妬み、ひがみ
- 前よりも増す仕事量と忙しさ
が付随してきます。
これによって
「周りからのプレッシャーに負けないようにしないと」
「昇進したんだから、これくらいの仕事こなさないと」
と自分を追い込むようになり、ここから抑うつ症状やうつ病になっていったりします。
昇進すると職場の人にしろ、家族にしろ
「頑張って。」
と言いがちです。
しかし、既に昇進出来るほどに頑張ってきている人にしてみれば、「頑張って。」というのは余計なプレッシャーを生む要因となるかもしれないので、こうした時は「頑張って。」よりも、
『無理しないでね。』
と言った方がいいかもしれません。
喜べないなら、無理に喜ばなくていい
ここまでで紹介してきた結婚、出産、進学、就職、昇進といった嬉しい、喜ばしいと思える出来事を、そう感じない時
『無理に嬉しがったり、喜ばないでください』
それはなぜかというと、こうした事を喜べない・嬉しいと思えないというのは、既に貴方の心にあるストレスや不安が
「うつ病になりそうなタネ」
となっているかもしれないからです。このタネがあるのに、
「周りが喜んでいるから喜ばないと」
と無理に喜んでしまうとタネを大きくしてしまい、結果としてうつ病にとなる危険性があります。
周りが喜んでいるのに、普通なら嬉しい出来事なのに、そう感じられないというのは
「自分だけ取り残されている」
という不安感が募るかもしれません。
しかし、それを不安感として捉えるのではなく
『心にうつ病になりそうなタネがあるんです!早くタネを取ってください!』
という貴方の心からのサインとすると、
「タネを取れば、喜べる・嬉しいと感じられる」
ようになる可能性は高くなるのではないでしょうか?
ですから、どうぞ無理して喜んだり、嬉しがったりせずに
「喜べない時は、自分の心の中に何か原因を作っているものがあるのかも」
と思って、それを取り除けるようにしていってください。
そうすれば例え取り除くのに長い月日がかかったとしても、いつか喜んだり、嬉しいと感じられるようになると思います。
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