YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

抵抗のある話を素直に受け入れられるか

こんにちは YSこころのクリニック カウンセラーの大島です。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

本日も、佐藤康行先生の書籍「あなたの悩みは一瞬で消せる」より、お届けします。 …………………………………….

抵抗のある話を素直に受け入れられるか

人の話をいくら聞いても、それで自分を変えることはできません。 なぜなら、聞くだけでは何も努力がいらないから、自分の殻を破って変えることはできないんです。 自分で考えを変えようという努力をしなければ変われません。自分よりも明らかに意識が高いと思われる人の忠告を、素直に受け入れる努力が必要です。そういう話には抵抗があるだろうけど、あえて、それを素直に受け入れてみようという努力をしないと、決して本当の意味での成長はありません。 

もし自分を変えようという気持ちがもともとからないなら、何をやっても、どんなよい話を聞いても無駄ですよ。

だから、本当に自分を変える気なら、抵抗のある話こそ素直に受け入れられるようにならないとダメなんです。それができれば、1人前になったと思ったらいいんです。 あなた自身、どれだけ素直になれるか、それが成長の物差しになる。反発心が出たら、(ああ、まだまだオレは一人前じゃないなあ)と思えばいいんです。

それでもまだ反発心が出てきたら、出てきたでいいんです。ふだんは自分の中に潜んでいる心が、何かのきっかけで外に出てきただけだから。出るものは何でもいいんですよ。とにかくね、出てきたんだから、(ああそうか、そういう心が自分の中にあるんだな)と自覚すればいいだけなんです。むしろね、その事実を早く認めてしまったほうがいいんですね。

ちょうど自分の中に“病気の種”があると思えばいいです。病気の兆候も、早くわかった方がいいでしょ。早くわかれば、それに対して早めの対処ができますね。 人に対しても反発心をもつというところが、自分の患部だと思えばいいんです。 それを認めなければいつまでたっても治りません。そこを認めないで放っておくと、知らぬ間に患部がどんどん広がって、取返しのつかないことになっちゃう可能性があるでしょう。

だから、まず自分の患部を認め、それを何とか治そうと思えばいいんです。 そして、人に対しても、素直に「協力してください!」という気持ちをもつことです。そこまでは自分の意志でできますよね。そこまでできれば、あとは解決の方向に自然と向かっていきます。 …………………………………….

最後までお読みいただきありがとうございました。