YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

幸せホルモン、セロトニンのお話

こんにちは、YSこころのクリニック看護師の山本です。

今年も残すところあと1ケ月となりました。 皆さんは2023年の残り1か月何をして過ごしますか? 私は、この1年を振り返りながら、来年2024年はどんなことをしようか、ぼんやり、楽しみながら考えてみようと思っています。

さて、今回は“セロトニン”のお話を少ししてみます。 セロトニンとは“幸せホルモン”とも呼ばれており、精神を安定させて、幸福感を得やすくする作用がある神経伝達物質の一種です。 さらに、幸福感を得られるだけでなく、ストレスの軽減や睡眠の質の向上作用も期待できます。 一方、セロトニンが不足すると、不安になったり、落ち込みやすくなったりする他、目覚めが悪くなり、集中力が低下したり、さらに不眠にもつながります。

そんなセロトニンですが、日常生活で増やすことができます。 よく言われていることが、 朝の時間帯に日光を浴びること、朝10時頃までに。 起床して30分以内にカーテンを開けて、太陽の光りを浴びる。 朝散歩、ウオーキングをする。 5分くらいでセロトニンが活性化してくるのですが、15分から30分くらいするのが理想だそうです。

またリズム運動も効果があります。 歩くこともそうですが、意識して一定のリズムで歩く、複式呼吸をする、ものをよく噛んで食べる。セロトニンは貯金できないので、毎日の生活の中でちょっと意識して行ってみるのもよいかと思います。 そうすることで、分泌されたセロトニンが原料となり、夜には睡眠ホルモンと言われているメラトニンに変換され睡眠効果が得られるというわけです。 私も意識しながら毎日の生活で取り入れています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。