皆さん、こんにちは。YSこころのクリニックカウンセラーの武山です。
枯葉の舞う季節となりました。日に日に空気が冷たく感じる今日この頃です。あっという間に時が過ぎ、今年も残すところあとひと月をきりましたね。
今日は、先日の学校でのカウンセリングの出来事についてお話したいと思います。 発達障害（ＡＤＨＤ）と診断されていて教室を飛び出してしまう小学校５年生の男の子と欠席の多い小学校６年生の女の子、そしてカウンセラーの私の３人でお話することになりました。 最初は２人のやりとりを聞いていました。２人とも「自分には何も良いところがない」「長所なんて一つもない」などと盛り上がっています。すると、お互いに「あなたは絵が上手だよね。」「そっちこそ、ピアノ弾けるじゃん。」とポロっと美点発見が飛び出しました。すごい！と感動した私は、「自分の良いところを見つけるのは今は難しいかもしれないけど、お互いに相手の良いところ見つけるのは得意なんじゃない？美点発見ゲームしてみない？」と誘ってみると、乗り気になってくれました。
お互いに好きな話をしてもらいながら、そこに美点発見をしてもらいました。 私の思ってもみないような美点発見が飛び交います。 ２人とも美点発見の天才で、最後はまるでお互いに真我カウンセリングをしているようでした。 そして、ピカピカの笑顔で帰っていった２人でした。
子どもたちの力、美点発見の威力を目の当たりにした出来事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
