YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

最悪と思えた出来事が…

皆様こんにちは。 

YSこころのクリニックの加藤です。

今年も残り1ケ月をきってしまいましたね。年齢を重ねるごとに本当に月日の流れの早さに驚いています。

 以前にもお伝えしたことがあると思いますが、私は数十年間、不安神経症を患っていました。 1番、困っていたことは1人での外出が困難になり、公共の乗り物に一切乗れなくなったことでした。  家族の車以外での移動が困難でした。  そんなある日、娘の中学合格手続きに、行かなければいけなくなりました。普段の私は、家族の車での移動、それがどうしても難しい場合は家族に付き添ってもらい電車移動でした。私は母に付き添ってもらい電車で行く予定でした。 が、当日の朝になり下の子が高熱を出してしまい、高熱を出してる子を1人にすることなどできるわけもなく…しかし心のどこかで母を頼りきっていた私はどうしようどうしよう…とそればかりでした。 私1人で行かれない。1人で電車に乗るなんて怖くてできないと、そればかり頭の中をぐるぐる回っていました。 しかし、その手続きをしなければ合格が取消しになってしまいます。 入学することができなくなります。私は受験勉強を努力してきた娘の姿を見てきました。私のこの不安な気持ちだけで娘の努力を無駄にすることなど、到底できません。娘自らがこの学校にどうしても入りたいから、頑張ると言って勝ち取った合格です。無駄にすることなど、あってはならないのです。私は意を決して1人で行くしかないと覚悟を決めました。 他の人から見たらまるで1泊旅行に行くかのような大荷物でした。 電車に乗った時に気を紛らせるための本、お水、飴、音楽を聴くためのグッズ…それはそれは大荷物でした。 電車に乗り込みました。最初は心臓が飛び出るのではないかと思うほど、ドキドキが止まりません。 このままおかしくなるのではないか、何か起きたらどうしよう…倒れたらどうしよう…そんな事ばかり考えていました。頭の中は不安しかありません。一駅停車するたびに降りたくなりました。

この続きはまた次回、お伝えさせてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。