貴方が会社で働いている時に、もしも
「うつ病になったら」
どうしますか?多くの人は
- うつ病を知られたくない
- 会社に迷惑をかけたくない
という理由から、
『退職』
を選ぶと思います。
その選択が間違っているというのではありませんが、
『会社を辞めないで、うつ病を治す』
選択肢も残されています。では、
『仕事をしながら、うつ病を治療する方法』
には、どんなものなのでしょうか?
薬のみに頼らない最新のうつ病治療法
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うつ病治療なら東京日本橋のYSこころのクリニック
1.まずはきちんと専門の医療機関で治療を受けてください。
仕事を続けながら、うつ病を治していきたいのであれば、まずは
『きちんと専門の医療機関で治療を受けてください』
うつ病は私達がちょっと具合が悪いなと感じた時に
「放っておいたら治るだろう」
というものではありません。むしろ放っておいたら確実に悪化の一途を辿りますし、そうなると回復や完治は見込めないと言っても過言ではありません。
だから専門の医療機関での治療が『最初の一歩』となるのです。この一歩がきちんと踏めるか、踏めないかは、後々のうつ病の症状にもですが、仕事をしながらうつ病を治すという選んだ時の成功するか否かにも大きく影響してきます。
2.会社に『うつ病』であることを隠さずに話す。
最初の一歩の専門の医療機関で治療を受けるようになったら、次は
『会社にうつ病であることを隠さずに話す』
です。こう話すと
「けど、もしうつ病になった事を話したらクビになるんじゃないか?」
と思うかもしれませんが、会社には労働安全衛生法という法律で「従業員の健康に配慮する義務」というのが定められているので、この義務を怠ればそれは会社側の責任となります。
それと仕事をつづけながら、うつ病を治していくのであれば貴方にも会社にも
「うつ病治療の為の勤務体系」
を準備する必要があります。だから「クビになるんじゃ。。。」という不安があるかもしれませんが、ここはきちんと会社にうつ病である事を相談してください。
この時もしも、先程話したように「うつ病になったから解雇」というような扱いを受けたら、それはいわば不当な扱いとなるので、そんな時は職場の上司や先輩等に話してみて、それでもダメな場合はハローワークや労働基準監督署または弁護士さん等に相談してください。
「そこまでしなくても」
と感じるかもしれませんが、貴方はうつ病を患ったというだけで、退職となるような何か大きなミスをしたというのではありません。だから「うつ病だから。。。」と必要以上に自分を卑下する事はないですし、主張すべき点は主張していいのではないでしょうか。
3.勤務をしながら、うつ病治療を行う時の注意点
会社を辞めずに、うつ病治療をする主な方法は
① 勤務をしながら、うつ病治療を行う
② 休職をして、うつ病治療を行う
の2パターンです。これから、この2パターンの注意点についてお話していきます。
ということで①の
「勤務をしながら、うつ病治療を行う」
ですが、これは目次2で説明したようにまずは「うつ病である事を会社に話す」です。その際に
- 病状がどんなものなかの?
- 実際に勤務しながら、うつ病治療が可能なのか?
というのを会社としては判断したいところなので、あらかじめ
「医師の診断書」
があるといいかでしょう。そして、これは症状によって出来る・出来ないがありますが可能であれば
- 出来る仕事、出来ない(または避けたい仕事)
- 週に何回、通院する必要があるか?
- 治療薬の服用について
というのをメモ書きでも大乗なので作っておくと、人事や労務担当者と「仕事量や勤務体系の調整について」を話す時に、焦らずに説明できます。
ちなみにメモの中に「服薬について」ですが、中には
「薬の事もいわないといけないの?」
と思うかもしれません。
これはどうしてかというと、うつ病の治療薬は他の薬と同じように副作用があるのは勿論です。そして服用の仕方を
- 自分で調整する
- 仕事が出来ているからと飲まない
等を患者本人がしていると、作業力の低下や周りとのコミュニケーションが取りづらくなったり、場合によっては倒れたりなんていうケースも無いとは言い切れません。
この治療薬の服用については、「○○を飲んでいます」と薬の名前をいうよりも
「こういった薬を服用しているので、副作用として急激に眠気がくることがあります」
と副作用の説明をした方が、うつ病治療を行いながらの勤務対策を会社が考えやすくなります。
4.休職をして、うつ病治療を行う時の注意点
次に会社を退職ではなく、『休職』をしてうつ病治療を行う時の注意点についてです。これについての最初は
『十分な休養を』
です。会社を休職して直ぐというのは
「うつ病になってしまって、会社に迷惑をかけてしまった」
という思いが強く、そこから
「早く、うつ病を治して復職しないと」
と休職期間を切り上げようとしたり、自宅で仕事についてアレコレ考えたりします。
ここで一言申し上げたいのは、
『貴方が十分頑張ったから、心が悲鳴を上げうつ病になったのです』
「うつ病を治そう」と思うのは治療をする上で有効ですが、休職をする必要がある場合というのはその思いが逆に「頑張ろう」という気持ちや「治さないと退職させられるかも」という焦りを生みます。
ですから、会社を休職したのであれば
『復職を出来るように休もう』
と考え、心も体もゆっくりさせてあげてください。
そして、少し症状が良くなったとしても直ぐに復職を考えるのではなく
- 生活リズムを整える
- リハビリ出勤する為も体力作り
を心がけてましょう。
実はこの2つは、休職中に乱れがちになったり、低下しがちになるので、これをそのままにして「さぁ、復職だ!」となった時に、上手く復職が出来なかったり、うつ病が悪化して再度休職というケースが多いとされているので、
① まずはユックリ心と体を休める
② 少し良くなったら、生活リズムを整えて、復職へ向けての体力作り
というステップを踏む事から始めましょう。
5.勤務しながら、休職中どちらの場合のうつ病治療にも有効的な『リワークプログラム』
『リワークプログラム』
というのをご存知でしょうか?
リワークというのは「復職」という意味で、うつ病等の心の病を患っている患者さんを対象にした支援プログラムです。
どうしてこのリワークプログラムがあるのかというのは、うつ病の治療は専門の医療機関で出来ますが
- うつ病についての正しい知識
- 治療薬の管理方法
- 体力や作業力向上
- 自分のうつ病になる元になる考え方のクセを知る
- 復職時に必要となる、周りとのコミュニケーションの取り方
というのは医療機関だけの治療ではなかなか行えませんし、「自分でどうにかしよう」というのは難しいです。
リワークプログラムは上記のような事をカウンセラーや作業療法士といった専門のスタッフが行い、
『うつ病を抱えていても問題なく勤務が出来るように』
『休職中のうつ病患者さんがスムーズに復職出来るように』
というのを目的にしています。
リワークプログラムは原則として「通所」となりますので、もしこのプログラムを受けるのであれば、この条件は最低限クリアする必要があります。
また、リワークプログラムは一般的なものは午前中からお昼過ぎくらいまでありますが、中には働いているうつ病患者さんの為に、夕方から夜間にかけてというクラスもあります。
もしリワークプログラムについての情報を集めるのであれば、主治医に相談したり、各都道府県にある産業保健推進センターに設けられている
「メンタルヘルス対策支援センター」
にという所に問い合わせると、お住まいの地域で受けられるリワークプログラムについてや復職についての相談が出来ます。
うつ病になると
「仕事を辞めないといけない」
となるかもしれませんが、症状がひどくなくて「無理をしない」を守れれば勤務をしながら治療をするのは可能です。
そして休職をしても過ごし方を気をつければ、うつ病の悪化や再発を防ぎつつ、スムーズに復職が出来ます。
だから、
「うつ病になっちゃた。仕事辞めないといけないんだろうな」
と直ぐに考えるのではなく、
「うつ病の治療をしながら働く道」
「休職をしてうつ病治療を行って、職場復帰する道」
というのにも目を向けてみてください。もしかしたら、貴方が気づかないだけで、その道へ勧める可能性があるかもしれませんよ。
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