YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

真理が現れた時に業が消える

YSこころのクリニック、カウンセラー金田です。

今回は、 佐藤康行先生の「図解 神のメッセージ3」より 【真理が現れた時に業が消える】をお送りいたします。 …………………………………………………………………………… 【真理が現れた時に業が消える】

悟りを求める人は、自分の抱えている業カルマを消して、 その奥の真理に辿りつこうと試みる場合が多い。

滝に打たれたり、何時間も座禅や瞑想をしたりして、 表面にある自分を消し去って、究極の境地、真我を求める。

しかし、本当は違う。

真我が出てきた時に、業カルマや、自分の浅い部分にあるものが 消えるのである。

真理は理屈や頭では絶対に捉えることができないものであるが、 誰の中にも内在する究極の全体意識である。

知識で捉えて理解できるものではない。

究極の自分(真我)から出てくる発想、言葉、行動が、 過去の記憶や業カルマを消していく作業となるのである。

私はまだまだ修行が足りないと言うのは、今までの学問の考え方 である。勉強をしたり、何かの教えを学ぶものではない。

今、この瞬間に、あなたの中から真我を出すことができるのである。

…………………………………………………………………………… 先日、25才の娘から「お母さんは愛が足りない」と言われました。

いつも通りなのに「愛が足りない」とは何のことだろう?

もしそうなら、娘に対して申し訳ないのと同時に、情けない自分も 浮き彫りになり、何だか自分が責められているような苦しさもありました。

そんなこともあったせいか、「愛が足りない」とは何だろう? と考えていて、私はずいぶん過去のことを思い出しました。 それは元夫と離婚するずっと前のことでした。

私は元夫に対して「全然愛してくれない」「もっと愛してほしい」と 心の中でいつも責めていました。 それを口にしたことはありませんでしたが。

ある時、元夫から「いつもあなたは俺を責めるね」と言われました。 当時の私は、元夫が何を言っているのかさえ、何もわかりませんでした。

言葉に出さなくても、人間同士ですから、その態度・オーラ・目つきで 私が元夫を責める心が伝わっていて、元夫は苦しいと感じていたのかも しれません。

父から愛情をもらえなかったと誤解し、なんとしてもこの人からもらいたい。 そのために、私は元夫の親の世話や元夫の仕事に関わる手伝いなど、 一生懸命にやってきた私でした。

そして、こんなに尽くしてきたのに、ちっとも愛してくれない元夫を、 心の中でずっと責めてきたのでした。 今思うと怖いですが、当時はそんな私でした。

「人間はみんな愛を求めている。それは、自分の中に究極の愛が内在している ことを、みんな潜在的にわかっているから、だから愛を求めるのだ」 と佐藤先生の本に書かれていました。

人からもらわなくても、究極の愛はすでに自分の中に内在している。

ここで言う愛は佐藤先生がおっしゃる「本当の自分」=「真我」のことです。 この愛は人間の情愛とは異なる普遍の愛です。

私の場合、2人の娘の長年の不登校・引きこもり経験がなければ、 絶対に出会うことがなかった「真我」でした。

元夫とは離婚しましたが、「2人の娘をさずけていただき、本当にありがとう」 と心の底から思います。

長女の結婚式を控え、元夫に対して「ごめんなさい」「有難うございました」 という思いが出てきた私です。

娘は元夫への感謝を思い出すように、「愛が足りない」という言葉を私に 投げかけてくれたのかもしれません。 子どもって本当にすごいですね!

私が真我に出会えたのは、2人で10年近く不登校で苦しんでくれた 娘たちのおかげであり、最悪だった出来事は一番の宝に変わりました。

佐藤康行の真我に出会うことができて、本当によかった。 たくさんの方に佐藤先生の真我に出会っていただきたい。 心からそう思います。

佐藤先生、ありがとうございます!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!