YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

両親は元々愛し合っていた!

皆さま、こんにちは。 YSこころのクリニックのカウンセラー奥村です。

8月に入り、ますます暑い日々が続いていますが、 いかがお過ごしでしょうか? 家族旅行など行かれる方も多くなってきていますが、 暑さ対策をして楽しんでくださいね。

先日、父がこの世を去りましたが、その時の母の様子に驚きました。

私が小さい頃は両親の喧嘩が絶えず、辛かったし、 怖かったのを覚えています。小学校の高学年になると、 なんで別れないのだろう?と思った事もありました。

ただ時々、一緒にお酒を飲みに行ったり、 旅行に行ったりと仲が良い時もありました。 晩年は、目がよく見えない、耳がほとんど聞こえない父の世話は 本当に大変だったと思います。 母は文句言いながらも、認知症の父の世話をしてくれていました。

父が亡くなる10日くらい前に、母は自分の体調も良くなく、 この先が不安になり、父の前で大泣きしたそうです。 父が「お母さん、大丈夫だよ。辛いことは何でも言ってくれ」 と言ってくれたそうです。

母は父が何かしてくれる訳ではないが、わかってくれた気がしたそうです。 こんなやり取り夫婦になって初めての事だと、母は言っていました。

そして、息を引き取った父に向かって「お父さん、早く起きて!」 と何度も何度も声をかけているのです。 まるで、YSメソッドの時間カリキュラムそのものです。

59年連れ添った両親、喧嘩もたくさんしたけど、 元々愛し合っていたということがはっきりわかりました。

母は毎日、父の遺影の前に座って、長い時間、会話をしています。 魂の会話をしています。 YSメソッドに出会えたおかげさまで、表面的には分からない、 お互いを想う両親の深い真我を知ることができました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。