YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

体験談  本当の自分に目覚めて、引きこもりを捨てた No.2

皆さま、こんにちは。 YSこころのクリニックの奥村です。

昼間の暑さはまだ続いていますが、 朝晩は秋風が心地よく感じるようになりましたね。 皆さまは、いかがお過ごしでしょうか?

今、辛くて最悪な状況にある人は、前にも後ろにも進めず、 今のままではどうしたらいいのかわかりません。 自分の考えの中で堂々巡りしているからです。

かつての私もそうでした。 以前の職場で信じていた部下が不正をしていたことがわかりました。 ショックのあまり、しばらく食事もとれず、眠れない日々が続きました。

毎日、こうすればよかった、あーすればよかったと頭を駆け巡り、 親しい人さえも、裏切るんじゃないか?と不安でいっぱいでした。 そんな時、このYSメソッドを受けて、上に抜き出た感じです。

周りの人たちは協力者と分かり、職場の結束が強くなりました。 自分ももっと心を開き、人を信頼できるようになりました。 ただ、システム的には同じことが起きないように、強化することができ、 今まで以上に、働きやすい職場になりました。

それでは、佐藤康行著「捨てる生き方」より、

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 体験談  本当の自分に目覚めて、引きこもりを捨てた No.2

考え方も大きく変わりました。 以前の私は、「社会に出て、 お金を稼げる人が凄い人だ」と思いこんで生きていました。

高卒なので、大卒の人に対して コンプレックスもありました。

それまでも父を嫌っていたのですが、 父の会社に就職していたとき、

あまりの厳しさに、 「父は自分のことをまったく認めてくれていないんだ」 という不満感が、今まで以上に湧いてきました。

そして私は、「もっと凄い人にならなければいけない」、 社会により認められなければいけない」と、 毎日追い立てられるような思いをしていたのです。

ところが、佐藤先生の研修受講は、 あれほど心の底から恨んでいた父に対しても、 心から「ありがとう」と口に出して言いたくなりました。

「育ててくれてありがとう」 「心配してくれていたんだね。

だから厳しくなっていたんだね」 「僕に期待をしてくれていたんだね」 そんな思いが、 次々と溢れ出てきました。

父の子であることに感謝さえしました。

その後、アルバイトをして過ごしていましたが、

「どん底の自分をここまで蘇らせた「本当の自分」 のことを証明したい」と言う思いが強く出てきて、 真剣に勉強したいと思うようになりました。

自分を生かせる仕事はなんだろうと考えたのです。

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次回につづく。 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。