YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

私と不安神経症

 皆様こんにちは。

 YSこころのクリニックの加藤です。 9月も下旬になりましたが、まだまだ例年より暑い日が続いてますね。私の周りでも、真夏日が長すぎることで体調を崩している方も少なくありません。皆様もくれぐれもお気をつけください。

私は数十年くらい前に、不安神経症になったと思います。 …と思います。…という言い方をしたのは、この頃は今ほどパニック障害、不安神経症と言う言葉があまり知られていなかったと思います。一人で外出ができなくなり、家族と出かけても、常に気持ちがソワソワして、何か起きたら逃げられる場所を確認していました。 例えば、ショッピングモールなどの中では必ずトイレの場所(逃げられる場所)等を確認してからでないと買い物することができませんでした。外出中は常に気持ちが緊張状態の中にいました。身体も心もガチガチで緩むことはありませんでした。 自宅にいても、落ち着かない日々もありました。 とにかく公共の場所、逃げ場がないところが怖くて仕方がなかったのです。

 このまま私の一生は終わるのだろうかと考えたことも少なくありません。家族のお荷物ではないか、自分の存在価値を見失いかけていました。 それからだいぶ経ってから、1人の人との出会いで私は変われることができました。その方と出会い、その方に佐藤先生と会うと良いと教えていただき、佐藤先生に面談をしていただきました。 そこから私は講座を受け続け、自宅ではワークをし、先生の音声を24時間365日流し続けました。 続けていくうちに、自分の中で何かがガラガラと変化していくのがわかりました。 私を心から心配し、心から愛していてくれていた家族の愛に気づき、その思いが私の自信に繋がり、徐々にですが1人での外出ができるようになりました。 とは言え、まだまだ途中経過だった私は決して無理はせず、自分のできる範囲内で動き、少しずつその範囲を広げていきました。

常に「真我の実践」を心の中で唱えながら行動していました。 不安が襲ってきた時には特にひたすら唱え続けていました。すると気持ちが落ち着きだすのです。

 その数年後には私は友人達と海外旅行に行くことができるまでになりました。 1人で外出できなかった私が…家族がいないと行動できなかった私が… 友人と飛行機に乗り海外旅行に行かれたことは、あの頃の私にとっては奇跡としか思えません。 佐藤先生に出会えてなかったら、あのまま何も行動できない私だったと思います。 本当に佐藤先生に出会えて、心から感謝の気持ちしかありません。 本当にありがとうございます。

最後までお読みいただきありがとうございました。