YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

怒られても「ありがとうございます」

YSこころのクリニック受付の早川です。 今回も佐藤康行先生の著書『仕事で心が折れそうになったら読む本』の一節をご紹介させていただきます。 日常のいろんな場面ですぐに活かせる佐藤先生のメッセージとなっています。

以前、花屋に勤めていた時に、ご自宅までお客様にお届けする際、あるお詫びも兼ねての配達をしたことがありました。本当に申し訳ない気持ちと、お客様への対応の怖さといろいろな気持ちがありながら、玄関のチャイムを押した時のことを思い出しました。 佐藤先生の真我体道のワークに「速攻謝罪」というものがありますが、玄関のドアが開いた瞬間、お客様のお顔は大変怒った表情をしていましたが、その瞬間に「申し訳ございませんでした!」と心を込めてお詫びの言葉を伝え、深く頭を下げてのご挨拶をしました。そうすると、お客様のお顔が、みるみるうちに柔らかくほぐれていき、全く怒られることはありませんでした。最後は笑顔で、優しいお言葉をかけていただき、その場を後にしました。 真心を込めた言葉と行動を真我体道によって、真我の心で対応させていただけたのかもしれません。 ―――――

『仕事で心が折れそうになったら読む本』佐藤康行著 ~怒られても「ありがとうございます」~

「上司に怒られるのが怖くて会社に行きたくない」と考える人は多いと思います。 罵詈雑言を浴びせかけられれば、冷静ではいられません。気分が滅入るでしょうし、モチベーションを上げるのは難しい。

我慢をし続けると、心のなかにゴミが溜まっていくように感じるかもしれません。最後にはゴミがいっぱいになって、あふれ出てしまうでしょう。

ただ、上司の言葉の強さやきつい表現は脇に置いておいて、指摘されたことを冷静に分析すると「なるほど」と思えることがあるかもしれません。

感情と事実をまぜこぜにしてしまうと、大事なことを見誤ってしまいます。こちらの受け止め方も非常に大事なのです。

「これ、どうなってるんだ!」 こんなふうに怒鳴られたら、冷静に反論するのは難しいですよね。もちろん、あなたには言い分があるのですから、強い言葉で言い返したくなるでしょう。「ムカッ」とすると、相手の言葉は耳に入らなくなります。

そんなときには、まず「ありがとうございます」と言ってください。呼びつけられたり、怒鳴られたりしたことに納得できなかったとしても。

「ありがとうございます」と返事をしてから上司に対峙すると、相手の態度も変わるし、こちらに聞こえる言葉の意味も違ってくるのです。

このスタートを間違えないようにしてください。 「また小言かよ」「まるでパワハラだな」という態度ではなく、「ありがとうございます」という姿勢で臨むのです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。