昨日に引き続き、深江さんの体験談をご紹介します。
3時間も文句を言って気が付いたら21時、さすがに嫁さんも心も体も疲れはて、先に帰ったそうですねん。
その嫁さんの後姿を見てかどうかは分かりまへんが、工場長は帰宅せんと夜中の1時まで会社に居てたそうです。
翌朝6時半に、工場長が出社してきて「社長、話があるんです。」
何事や朝からと思った瞬間に「今まで社長と奥様に気を遣わせてすみませんでした。偉そうな言い方をして大変な事をしてしまいした。
仲間の皆にも、偉そうな言い方をして辛い思いをさせました。
社長もう二度とこのようなことはいたしません。すみませんでした。」
と言って話しが終わる頃には、入社当時の明るい顔つきに戻っていました。
今でも、誠心誠意、会社の為に働いて僕の想いや考えを尊重して、社員にも伝えてくれています。
なぜ、工場長が入社当時の顔つきや性格に戻ったかについて、お話します。
工場長と深い溝が入った時期に、「真我開発講座」を受講する訳ですわ。
「真我開発講座」を受講すると、まず解決せなあかん問題にぶち当たりました。
それは、親父との最悪な48年間の親子関係です。
いろいろ腹が立つ事がありましたが、僕が10歳の時から親父と話しをすると、直ぐに大きい声でケンカになって、親父にどやされる日々が続いていました。
親父の存在自体に腹が立って、荒れる生活を送るようになりました。
受講中も、くそっ腹が立った事を思い出しては、余計に腹が立ちましたわ。
日常生活でも、腹が立つ思いは抜けまへんでした。
諦めずに、何回も何回も受講して行くうちに、徐々にでっせ、親父のありがたさが少し分かるようになってきました。
なので、両親と幸せに暮らしたいという思いが心から湧き上がりましてんけど、
やっぱり、親父の顔を見ると、なんでか知らんけど、めちゃめちゃ腹が立って俺は真我に目覚めることができひんと感じながら過ごしていました。
今まで以上に、毎日イライラしていましたわ。
何とか解決せなあかんと思って、そや僕ら夫婦と両親とで一緒に旅行に行こうと思ったんです。
最初の頃は旅行に行っても、親父とまったく話もせんと、ずーと黙ったままでしてんけど、嫁さんが一生懸命盛り上げてくれていました。
ありがたかったです。
このままでは、親父と和解することができひんと思って、昨年の旅行は目的を持って決意して旅行に行きました。
それは、「親父の背中を大浴場で流すぞ。」です。
――――――― この続きは、また明日ご紹介します。