YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

心のゴミ出し

皆さまこんにちは、 YSこころのクリニックのカウンセラーの近藤陽子です。

関東も梅雨に入って蒸し暑い日が続きますね。

心はジトっと湿らずに カラッと一日を過ごしたいものです。

今日は佐藤先生の言葉「心のゴミ出し」をお伝えいたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今日は佐藤先生の「心のゴミ出し」をお伝えいたします。 ではさっそく「心のゴミ出し」ワークをやってみましょう。 「私はものごとにあまりこだわらない性格なので、心のゴミはためません」 「とくに大きな不平不満もないので、心のゴミは出てこないと思います」 そんな人も、ぜひこの「心のゴミ出し」ワークをやってみてください。 実際にはとてつもない量のゴミがたまっているものです。 やり方は簡単です。用意するものは、白い紙一枚だけ。 その紙に、心にたまった不満、怒り、憎しみ、なんでも書きましょう。 「馬鹿野郎!」「ふざけるな!」「いい加減にしろ!」 誰に見せるわけでもありません。思い切りののしってOKです。 自分の心の部屋に閉じ込めたゴミを吐き捨て、腐臭を解き放つつもりでやりましょう。 ただし、「心のゴミ出し」ワークにはルールがあります。 ①30分以上はやらない ②終わったらシュレッダーにかけるなど、人の目に触れないようにして処分する まず一つ目。30分以上はやらないことです。時間制限を設けているのは、

ゴミを出すことで心の封印を解き放つと、怒りや不満がとめどなくあふれ、 自分では収拾がつかなくなってしまう恐れがあるからです クリニックでも、心のゴミ出しをさせたまま帰ってもらうことはしていません。

必ず、ゴミを宝物に変える、ポジティブなゴミ出しをしてから帰ってもらいます。

ご自身でやる場合も、「心のゴミ出し」ワークのあとに 「完璧愛ポスト」や「美点発見ノート」を行って終わらせてください。

ルールの2つ目。不平不満を書いた紙は、必ず人の目に触れないところに処分することです。 シュレッダーがなければ、破ってゴミ箱に捨ててもOKです。 これは、万が一、あとでその紙を他の人に見られたら、誤解させてしまうためです。

うつに苦しんでいる人は、心のゴミを部屋に押し込めて暮らしている人が多いものです。 その心のゴミをため込みながら感情を押し殺して過ごすことに、 莫大なエネルギーを消費しています。 そのため、無気力になり、心が疲れ切っているのです。

ですから、感情を吐き出すこのワークをするだけでも、 心の重荷を下ろし、うつの症状の改善につながることもあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 私も時折、ゴミ出しを家で行いますが、 知らないうちにゴミがたまっている自分に驚くことがあります。

しかし、やった後はスッキリ心が軽くなります。 今日も最後までお読みいただきありがとうございます。 近藤陽子