YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

YSこころのクリニックとの出会い

皆さん、こんにちは。YSこころのクリニックカウンセラーの武山です。

梅雨の晴れ間の青くて高い空、輝く太陽に、夏の足音を間近に感じています。今年は、花火大会や夏祭りの案内もコロナ前に戻ってきているように思います。あまり暑さは得意でないですが、夏の楽しみを見つけてみようかなと思う今日この頃です。

前回のブログでは自己紹介をさせていただきました。 今日は、どのようにしてYSこころのクリニックに出会ったのか、書いてみようと思います。

当時の私は教員をしていました。 うつ病になる数年前に、深く関わっていた生徒を亡くし、無力感を感じるようになりました。それでも日々の仕事に追われ、目の前の生徒のために自分を奮い立たせて頑張っていました。そんな中で、人事異動がありました。心機一転頑張ろう!と思いましたが、異動した先での人間関係や業務量、残業時間が私の心身にさらに負荷を与え、最後は通勤できなくなってしまいました。

とにかく涙が出る、考えがまとまらないので仕事が終わらない、恐怖心から先輩に報告するのにかなりの時間と労力を要する、生徒の顔が仮面をかぶって見える、通勤中に記憶がとんで無断欠勤、食事の味がしない、眠れない、などの症状がありました。

最初は、同僚の紹介でカウンセリングを受けに行きました。 症状が悪化し、どうしようもなくなった時、そこのカウンセラーがYSこころのクリニックを紹介してくださいました。

ホームページを見てみると、「なんか怪しい…」そんなふうに思ったことを今でも覚えています。ただ、心の仕組みについての説明については、納得がいきました。 そこでまず、初診と診療相談に行きました。 診療相談を受けても半信半疑でしたが、「この話が本当ならすごいことだ、救われる生徒がたくさんいる」と微かな希望を感じました。また、うつ病を発症する以前から、とてもネガティブな性格で落ち込みやすく、生きづらさを感じていて、「仕事の事はあくまでもきっかけ。根本治療をして楽になりたい」とも思いました。

心の病をもつ生徒ともたくさん関わっていたので、まずは自分で試してみよう、最後はそんな気持ちで、藁にも縋る思いで、YSメソッドによる治療を始めたのでした。

今、あらためて振り返って見ると、亡くなった生徒やこれまで出会ってくれたたくさんの生徒たちが、私を導き、救ってくれたのだと実感します。 次回は、クリニックでの治療中から寛解するまでのお話をしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。