YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

偶然に訪れた夏の素敵な思い出

YSこころのクリニック受付の早川です。 8月もまもなく終わり、夏から秋へと季節が移り変わっていっていますね。 日中はまだまだ暑さ厳しいですが、朝晩は少し涼しさを感じる時も増えてきたようです。

さて、今年の夏は思いがけないことのお陰で、素敵な夏の思い出ができました。 ある日、普段は行かないショッピングモールに子供と行ってみることになり、夕方から数時間で帰る予定でした。 行く途中の道はいつもと違って、どこかに向かう大勢の人がいました。私たちと同じ方向に進んでいて、警備員の方も配置されていました。一体何があるのだろうと不思議に思っていたら、「花火大会」の看板が出ていることに気づきました。

花火大会の会場に向かってたくさんの人が歩いていたことがわかりました。 大都会東京での花火大会は初めてで、小さな子供と二人きりでは、大勢の人の中、道に迷ってしまう不安もあったので、少しでも空を見上げて見れたらいいねと子供と話しながら、ショッピングモールに入りました。

ショッピングモール内も、ものすごい人だかりができていて、花火を見ながらの飲食のために買い出しをする人がたくさんいました。

何も知らずに訪れ、用事を済ませて、帰る前に子供をトイレに連れて行っていたら、大勢の人の中で子供が 「あっ!○○くん!」と声を発し、同じ保育園のお友達親子にばったり出会いました。

あんなに大勢の中でよく出会って、よく気づいたなぁと驚いていたら、その子のお母さんが「もしよかったら屋上で一緒に花火を見ませんか?」と声をかけてくださいました。保育園のお友達家族2世帯で一緒にシートを広げて見るために来ていたとのことでした。

今回の花火大会はコロナの影響により4年ぶりの開催とのことで、花火大会と知ってからインターネットで検索してみたところ、有料で抽選に当たった人しか会場に入れないということで、見ることはできないものと思っていたのですが、屋上なら無料で見られると教えていただき、保育園のお友達と一緒に子供も私もとても楽しみながら見させていただきました。

花火大会に行ったのは4年前の九州の地元での開催以来でした。母が亡くなって数日後のお盆に開催され、空を見上げて花火を見ると涙が流れました。その時に初めて、花火大会が毎年楽しかったのは、母がいつも一緒にいてくれたからなのだと知りました。母のいない花火大会がこんなに楽しくないものだとは知りませんでした。

また、花火は、亡き人への気持ちを込めたメッセージとともに打ち上げることもあるようですが、その意味もその時初めてわかった気がしました。

子供はまだその時1歳でしたが、始まる前まで大はしゃぎしていましたが、打ち上がる直前に眠ってしまい、ほとんど見ることができませんでした。 今回の体験は、私にとっても子供にとっても、不思議な出来事で、そして貴重な夏の思い出となりました。 最後までお読みいただきありがとうございました。