YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

あなたに後悔や迷いがなくなる

YSこころのクリニック、カウンセラー金田です。

今回は、 佐藤康行先生の「社長!二代目の仕事は魂の継承だ」より 「第1章 継承は駅伝と同じだ」より 【あなたに後悔や迷いがなくなる】をお送りいたします。 …………………………………………………………………………… 【あなたに後悔や迷いがなくなる】 時代を超えて絶対的に普遍のものを継承するー

時代の変遷とともに、出回る商品や販売方法などは移り変わります。 技術的なものは、あまり参考にならない場合もありえます。

人のニーズに合わなくなった業種も、消えていく運命にあるかもしれません。

ですから、商品や戦略を受け継いで、それを大事に抱えていたとしても、 それは一時的なものに過ぎないのです。

しかし、まさに「魂の継承」の部分は揺るがず、時代を超えて絶対的普遍の ものです。

今から千年前のあなたの先祖のもので、現在残っているものは何かありますか。 商売や店舗や、ノウハウは残っていますか。

残っているものは、ただ一つ、あなた自身です。

あなたの先祖から残されているものは、力強く脈打っているあなたの命そのもので、 あとは影も形もありません。

私が言う「先代の魂」とは、そのような観点から捉えたもので、思い、心、 心構え、生き方、愛などです。

愛といっても、ここで言う「愛」は情愛の愛でなく、人類全体に作用する、大きな 「存在そのもの」「命そのもの」と言ってもよいものです。

これを、あなたは継承しているのだという意識を持つことが大事です。

誰でも直接的に継承していくのは、自分の父母であり、その受け止め方が最初に 問われてきます。

親子間の問題は、世間でもよく聞く話です。

たとえば、「両親の育て方が悪かったから自分はこれぐらいの成果しかあげられない、 これぐらいの能力しか発揮できない」と言うのなら、そんなあなたを苦しめている のは他ならぬ両親ということになります。

もし、その奥にある両親の本当の愛の心を理解しないままでいるならば、人生何事に 対しても恨みや辛みが言動として表れてきます。

そして、その恨みや辛みの心がそのまま後継者に引き継がれ、後継者の人生が決定 されていくことになります。

つまり、あなたが何を引き継ぐかによって、後継者の人生は大きく左右されるのです。

「まちがいなく、先代がいて、それを引き継いでいる自分がいる」 という人間関係の「縦の真理」で見ていくと、原因は両親や先代だけにあるという ことはあり得ません。

たとえば、幼少時に父親から怒鳴られたことを、「私のことが嫌いだったから 怒鳴ったのだ」と表面的に受け止めてしまうのと、「私のために心を鬼にして あえて叱ってくれた」と捉えるのとでは、同じ出来事であっても、捉え方一つで 人生は大きく変わります。

だから、出来事の表面を捉えるのではなく、目に見えないその奥を見ることが大事に なってきます。

個人のみならず、会社も同様です。 目に見えるものの奥にある、目に見えない先代の魂を受け継いで、それを自分の 人生や社会に活かしていくのです。

たとえ、先代の会社を維持、拡大できなかったとしても、魂を受け継ぐことが できればどうですか。

先代が会社を築くときの思いや願いは何であったでしょう。

社会貢献のためなのか、家族や社員の家族を守り幸せにするためなのか。

そのことを分かって受け継いだとしたら、会社を人手に渡した後も、 その魂を社会に表していくことは十分可能ではありませんか。

あなたは、会社経営に向いていないかもしれませんが、同じ時代を生きる人々に 貢献するという先代の魂を受け継いで、その思いで、会社員として生きても 研究者として生きても、大成功なのです。

もし、あなたが魂を受け継いできたことを直近の先代が知ったとしたら、 あなたを含め、先祖代々全員の喜びになるでしょう。

あなたもまた、後継者がそのように生きてくれたら喜びを感じるのではないで しょうか。

選択の連続である人生の中で、「本当にこれで良いのか」と日々迷う心が あらゆる苦悩を生みます。

しかし、あなたが魂を受け継いで一生懸命生きていたら、先祖代々皆が応援して くれます。

そのように魂を継承していくと、後悔や迷いがなくなります。

自分の存在は先代からつながっているものであり、そこから自分が継承している という自覚ができたときに、あなたの中に大いなる力が湧き上がってくるのです。

あなたは、ご先祖様の代表です。

私は、この本を読んでいるあなたに、「魂の継承」をしていく人生をご提案したい と思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!