YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

縦の真理

23年8月30日 スタッフブログ金田 YSこころのクリニック、カウンセラー金田です。 今回は、 佐藤康行先生の「社長!二代目の仕事は魂の継承だ」より 「第1章 継承は駅伝と同じだ」より 【縦の真理】をお送りいたします。 …………………………………………………………………………… 【縦の真理】 一本の線を明確にすると、あなたの使命・天命が明確になるー

私たちが、今ここに生きているのは、命をつなぐために生きてきた過去の 先代たちがいるからです。 誰1人かけても、ここに存在していません。

会社に置き換えると、最初に創業者がいて、その後に会社を発展させてきた 先輩たちがいて、自分がいるという、普遍の事実を踏まえることです。

そして、事実を踏まえた上で、「自分がどのように生きていくか」 「毎日どのように暮らしていくのか」「何をやらなければいけないか」 ということを真剣に考えていく必要があります。 単純に、「自分の好きなことをやっていけばいい」と捉えることではありません。

先達から受け継がれたことを土台にして、最善を尽くして走っていき、 バトンを後継者に渡していくという、一本の線を明確にしていくのです。

先代と次の後継者との間を走って生きているということを、ビシッと自覚して 生きていくことです。

すると、先代がいて自分の存在があり、先代が残したものをさらに大いなる 財産として後継者に渡していくという線が引かれます。

この縦の真理が分かると、自然と謙虚になっていきます。 なぜなら、先代という存在がいないと、あなたという存在はありえないからです。

そうして、その線の中心軸を明確にしたら、そこから一ミリもぶれないことが 大事です。そのことが、あなたの使命・天命につながっていきます。

【体験事例】 東京・丸の内にオフィスをかまえる会計事務所の経営者は‥‥

私は、祖父の代から会社を経営しています。 長い間、会社の経営理念は、「私が自分で作ったのだ」と自負していました。

しかし、この「縦の真理」が心の底から分かった時に、「これは、先祖や祖父たち の代が働いて作ってきたものだ。私が思っていたことは違っていた」ということが はっきり分かったのです。

私たちの仕事は、その理念をつないでいくことであり、それが弊社が存在する理由 だということだったのです。

現在、弊社は340坪借りていますが、まだ260坪空いています。 これをどうしようかと思っていましたが、佐藤先生の講義を受けてから、 自分の使命が明確になりました。

その後、朝礼の時、社員皆を前にして、「早く、ワンフロア全部埋めて、 不動産鑑定士、弁護士、弁理士、土地家屋調査士、そういう資格の人たちを 全部集めて、ここをそういうワンストップフロアにするんだ」と宣言しました。

自分の使命を社員に伝えることができて本当にうれしいです。 あと5年で、宣言したことを真剣に全うするのだと決意しました。

私のグループは120年続いており、先代は司法書士でした。

これまで会計事務所は法人としていましたが、父親の方は、その司法書士の法人を 作ることについて、ずっと抵抗していたのです。

それが、この魂の継承が心底わかった後に、父親と色々話をしたら、 「私の事務所のグループはこの先ずっと100年、200年、1000年続くという原点 なのだ」と、父親が理解をしてくれ、司法書士も法人とするという事を理解してくれた のです。

その意味で、今、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

人間は、放っておくと、我欲が働き、損より得する方法を選択したがります。 苦労するよりも楽をしたがります。

しかし、そのような意識が原因となり、個々の諸問題や社会問題が浮上してきた 現実があります。

自分の親がこうだから、自分がこうなったんだ。 この会社を作ってきた先輩たちのやり方が間違っていたから、こんな問題が 起きたのだ。日本を作ってきた過去の政治家がこうだったから、こんな状況に なったんだ。

このようなことを言う人は、両親、先輩、上司のせいにしてしまい、 問題の原因が自分自身には無いと思っているパターンが多いです。

口に出さずとも、心の中で思っている場合があり、起きている問題に対して、 誰も責任を取らなくなってきます。 挙句の果てには、自分の人生にさえ責任を取らなくなる可能性があります。

これが繰り返されていた先に、行き着く結末はどうなるでしょうか。

今こそ、天が作ったシステムを見直し、それに沿わなければいけない最後の ぎりぎりの所まで来ていると言っても過言ではありません。

私たちは、父母や無数の先祖の誰1人が欠けたとしても存在しません。

命の観点から捉えると、すべての人が一本の線上で生きているので、 後輩が先輩のあら捜しをする権利はありません。

あなたの捉える先代が、あなたの意にそわなかったとしても、間違いなく あなたは先代から命を受け継いでいるということを思い出してください。

もちろん、その命のバトンは、隣人のものを受け継ぐわけにはいきませんね。

だから、もし、「先代たちの問題だ」と思ってのうのうと生きているとしたら、 それ自体が自分に嘘をついて生きることになりはしないでしょうか。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!