YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

身内に対して、事我を実践する難しさ

こんにちは YSこころのクリニック看護師の武田です。 急に冷え込んできたこの頃ですが、街ゆく人々を見ると、様々な服装の方が見うけられます。 寒さといっても人それぞれの体感がこれ程違うということなのですね。

寒さの体感も価値観も人それぞれ。 これほど明らかなことですのに、ついつい、なぜあの人はなどと、自分の価値観という物指しで相手を測ってしまいます。

これが、近い身内ですとさらに抑制ができず、咄嗟に反論してしまい、しまったと思いつつもどうにも止まりません。

心ではごめんなさいといいつつ、一瞬、被害者意識が出て責められていると思い反応したんだと自分の言動を振り返ります。

そういえば、「カウンセリングの心のマナー」としていつも示されるものの一つに、 「責められる形になったとしても動じたり、言い返したりしない。(夫婦、親子が対象者の場合など) 」とあります。

夫婦、親子と記載があるぶんだけ難しいと言えるのですね。

だからこそ、相手は自分にとって、事我の実践を態度や言動にまで現せていないことを教えてくれる有り難い先生役です。

自分を責めずに、また言ってしまった自分がいたと認めて、次に進みたいと思います。

本日もお読みくださり本当にありがとうございました。