YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

優先順位を明確にする No.2

皆さま、こんにちは。 YSこころのクリニックのカウンセラー奥村です。

12月に入り、めっきり寒くなってまいりましたが、 皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 今年は紅葉を見に行く時間が取れず、通勤のバスの中から、 色づいた木々を楽しむことにしました。

皆さまは後悔しない生き方をしていますでしょうか? 普通に生きていたら、そのようなことは考えずに、 日々の生活を送っている方が多いのではと思います。

私もただ目の前の日々を過ごすことで精一杯になっていました。 ですから、癌になったことで、人生を一度立ち止まって考える、 自分に向き合う機会を与えてもらったのだと思っています。

身体の病気になったり、心の病になったり、 最悪と思える大きな出来事が起きるというのは、 実は人生を立ち止まって、見つめ直す最大のチャンスなのです。

その時に、一番大切なことは、今までと同じ価値観で行くと、 同じ現象が繰り返されるので、今までの価値観を捨てることです。

それでは、佐藤康行著「捨てる生き方」より。 ~~~~~~~~~~~~~~~

優先順位を明確にする No.2

人は死ぬ時、あの世には何一つもっていくことができません。 金も土地も財産も、そして愛する家族も何もかも すべて置いていかなければなりません。それは、厳然たる真実です。

今、現在の生き方をしていて、あなたは死ぬときに後悔しませんか。 もし明日死ぬとわかったら、あなたはどういう行動をとるでしょうか。 できる限りの想像力を働かせて考えてみてください。

もし、明日死ぬとしても、後悔しないような生き方こそ、 本来の人間の生き方なのです。 臨終のときに「こんなはずじゃなかった」と思っても、もう遅いのです。

死の地点から見つめたとき、あなたにとって最優先ですべきことは何ですか。 それを明確にすることです。それが明確になれば、余計なものとともに、 ニセモノのあなたを捨てられます。価値観をリセットするのです。 そして余計なものは捨てましょう。

あなたは何も持たずに生まれてきて、何も持たずに死んでいきます。 究極的にはあなたは丸裸なのです。 「我々はどこから来たのか。我々は何者なのか。我々はどこに行くのか」 これは、フランスの画家、ポール•ゴーギャンが、 その畢生の大作に与えたタイトルです。

この生の根源に対する問いに答えることなしに生きることは、 自己欺瞞ではないでしょうか。 ゼロの地点から自分の人生の意味を問い直すことこそ、 「捨てる生き方」の出発点なのです。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。