YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

ある感慨 幻聴、妄想について

YSこころのクリニック看護師の武田です。 今日は嬉しいお話をさせてください。 新卒看護師の時に5年間精神科病棟で働かせていただきました。 昭和50年代の頃のことです。名医と言われるS医師のもとで その医師の向精神薬の絶妙な処方で患者さんは他の病棟の方々と異なり、 一時興奮状態でおられてもすぐに気持ちを落ち着かれていかれました。

診察時や日常会話のなかで、いまでいう精神療法の言葉かけを されていたように思います。その医師は、診断時には眼光鋭く、 その後の患者さんを見る回診時など本当に慈愛の目でした。

私たち看護師には間違ったことをしますと頭から雷が落ちるのですが、 患者さんに対しては本当にあたたかい対応と精神医学追求の熱心さに 医師の姿勢とはこうあるべきものと深く感じ入ったことを覚えております。

そんななか、統合失調症の方々の幻聴や妄想については、 長年の固定した症状の方もおられ、その内容は独特で、 これらがどのようにしてその人のものになったのかは、謎とされておりました。

そして、実際のところは、幻聴や妄想のあることが異常なことなのか、 それらがない私たちが通常ではないと言えるのかも知れないねと、 おっしゃったことがありました。

ところがその認識がここにきて大転換させられました。 YSメソッドで佐藤先生に出会いそのお話を伺い、どんなに驚いたことか。

私の受け止め方では、全ては潜在意識のなかのいろいろな記憶が 押さえきれずに顔を出している状況で、それが一人であったり、 数名であったりしている。 そのため、それを背負っておられる方は、先祖の大きな業、 カルマを消すためにこの世に生まれ、それだけ大きな役割を 果たすことのできる魂の高い人々であると深く思いました。

それを証明するかのように、ここで出会わせていただいたお一人のかたに、 「私はこの人のファンになりそう。この人は好きだ。」と思わせられました。 そのかたのなかに数人の方々がおられ、お互いに先を急いで お話しされているようです。

もうおひとりは、幻聴もあるけれど、しっかり寛解されたという 医師の診断がある方です。このお二人とも、わたしにとってはとても神々しくて、 出会わせていただいたことを本当に嬉しく思います。

そして、大霊団になっておられるだろうS医師に 「統合失調症の解明ができましたよ、鬱やその他の精神の病気の方も 一様に解明ができました」と、大声で報告ができます。

大霊団ですので、すでに、もう知っていることでしょうね。 私のことを遅かったねと言っているかもしれません。 知っていて私をYSメソッドに出会わせてくれた一人なのかもしれません。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

いま、私は二人の精神科医と働かせていただいております。 最後の職場であろうここにきて、また、患者さんに寄り添い、 的確にそして多角的な視点でご指導を下さり、そのかたの可能性を あくまで広げようとして下さる姿勢に深い感銘をうけております。 出会わせてくださったご縁に心より感謝します。

最後までお読みくださりありがとうございました。