YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

個性いろいろな子どもたち

皆さん、こんにちは。YSこころのクリニックカウンセラーの武山です。

もうすぐハロウィンですね。街中がハロウィンで装飾されていたり、ハロウィン限定のお菓子が並んでいたり、ワクワクしています。一方で、季節の変わり目の影響かわが子の体調不良が続き、ヒヤヒヤしています。体調に気をつけて、ハロウィン当日を楽しんでもらえたらいいなと思っています。

今日は、そんな我が家の子どもたちのことをお話したいと思います。 4歳の男の子と2歳の女の子がいます。 この2人、性格が真逆で、上の子はやんちゃで、とにかく動き回ってよくしゃべります。好奇心旺盛で、いろんなことをやってみるタイプ。そのため、ケガも多く、ヒヤヒヤしながら後ろから追いかけ、見守ってきました。 一方、下の子は、おとなしくて、慎重派。ケガをする心配は少なく、上の子に比べると手はかからないのですが、上の子が1歳半のころには登っていた遊具や滑り台など、まだできません。やりませんという表現の方が正しいかもしれません。怖がって「ママ、やって」と言います。

同じ親に、同じように育てられてもこんなにも違うんだと、「個性」を感じます。

佐藤先生の話に、「バラとチューリップ」のお話があります。 あらためて以下に紹介します。

「たとえば、あなたがチューリップだとします。 チューリップであるあなたがバラを見て、『何と気品があって美しいのだろう。私もバラのように咲きたい』と思ったら、どうでしょう。 その願いはかなうはずもありません。チューリップはチューリップ。どんなに頑張っても、決してバラにはなれません。それは不動のものです。 なのに、バラのように咲きたいと思った瞬間、劣等感が生まれます。嫉妬心が出てきます。そして、バラになれない自分に悩みます。 逆に、オレはバラよりきれいだぞ、と傲慢になるケースも、幸せな状態ではありませんよね。 それはバラのほうだって同じです。 『あんな可愛いチューリップになりたい』と願っても、チューリップになることはできません。それぞれの特質や個性を無視して別の個性に魅せられ、「ああなりたい」と思っても、叶うことはありません。 そうではなく、それぞれが、自分の本当の種(個性)に気づき、自分を生き切ればいいのです。 本当の自分を知るというのは、そういうことなのです。」

このお話を初めて聞いたとき、「私はバラになりたかったんだ」と思いました。 私には姉がいますが、成績優秀で、何でも卒なくこなすので、いつも「なんでお姉ちゃんのようにできないんだろう」と思っていました。いつも自信がなく、友だちに対しても劣等感や嫉妬心を感じていました。

YSメソッドのおかげで、そんな自分も認め、感謝できるようになりました。同時に姉に対する尊敬の気持ちも増しました。 そして私らしい人生を歩み始めることができているように思います。

我が子たちにとって、また、カウンセリングを通して出会う皆さんにとって、それぞれの素敵な花を咲かせる際の水や肥料、太陽などといったご縁の一つになれたらいいなと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。