YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

人間は記憶の塊である

皆さま、こんにちは。 20度を超える暖かい日があったり、雪が降るほど寒い日が あったりと気温差がありますが、いかがお過ごしでしょうか? ソメイヨシノが4、5個、蕾がついていました。 もうすぐ、咲き誇るのでしょうね。一歩一歩春に近づいていますね。

先日、彼岸の入りに母、兄、主人と私の4人で、お墓参りに行きました。 お墓に着いたら、草は綺麗に刈られ、お花も供えてありました。 このお墓は父の両親や兄弟も入っています。 いとこが何日か前に来て下さったようです。

父がお墓に入る前は、どなたもお参りに来なかったのですが、 父が入ってから、他のいとこもお墓参りしてくれるようになりました。 マメな父は兄弟だけでなく、甥っ子や姪っ子にも連絡を 取っていたからだと思います。

父はどれだけ沢山の方々を大切にしていたのか、 そして沢山の方々から愛されていたのか、改めて感じました。

それでは、佐藤康行著『ダイヤモンドセルフ』をご紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~ 3 人間は記憶の塊である ―あなたの心は記憶でできている―

心を映画のフィルムにたとえました。 では、その心とは何でできているのでしょうか。 この問いかけに対し、私は「心は記憶でできている」と答えます。

私たちは生まれてから、多くの人間関係の中で経験を 重ねながら生きてきたはずです。 親、兄弟姉妹、学校の先生、友達、そして社会に出てから 出会った人々など、関わった人は相当な数になると思います。

そして、その人たちとの関わりを通して、嬉しかったこと、 悲しかったこと、楽しかったこと、だまされたこと、 ほめられたこと、辛かったこと、痛かったことなど、 無数の出来事の記憶があるはずです。

ここで言う記憶は、例えば学校の試験のために 勉強した知識の記憶も含まれますが、むしろ、試験でよい点をとり、 親や先生にほめられた「プラス」と思えるような記憶や、 赤点をとってしまい「ちゃんと勉強しなさい!」 と叱られた「マイナス」と思える記憶など、 感情が湧き上がる記憶の方が重要です。

実は、あなたの中には、これら無数のプラス、 そしてマイナスの記憶が全て保存されているのです。 そして、出来事を捉える際の基準となっているのです。

―人間は記憶でできている―

~~~~~~~~~~~~~~~

次回をお楽しみに。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。