昨日に引き続き、加藤さんの体験談をご紹介します。
昨年10月には、介護施設の退職と同時に看護大学で、高齢者施設の実習指導助手としての勤務が始まりました。
自分の子供と同年齢の大学3年生への実習指導は、大変責任が重く、昔の教育とは違った時代の流れを感じ、多々戸惑いもありました。
学生達に「先生、明日は来てくれるんですか?」「先生が居てくれるから頑張れる。」等と言ってもらえました。
『彼らの時間を無駄にしないよう、私の経験してきたこと、患者さん、利用者さん、ご家族の方達に真摯な心で看護をする大切さを伝えてあげよう。』と思いながら、彼らの美点を見つけ、可能性を見出してきました。
今時の若者の風貌でありながらも、それぞれの個性があり、他人様のお子さんであっても『20年前は、私の息子と同じこの子達も皆、可愛い赤ちゃんだった…。』と愛しさが心の奥に潜みました。
学生達の卒業までをしっかり見届けるのが、今の私の役目だと思っています。
同時にこの仕事を始めてから、私は赤十字の学生時代の教務の先生達のことを思い出しました。
その教育は非常に厳しく、何度も自信を失い逃げたくなるような環境でした。
でも、その教育があったからこそ今の私が ある。
私が看護師になることは私の両親にとって最大の夢であったこと、私のたった1枚の「看護師免許証」には、私を必死に育ててくれた沢山の人達の思いや努力がぎっしり詰まっている…。
一時は、自身の環境により、さびれて役立たないただの紙切れになったと思い込んでいた1枚が、
佐藤先生の「真我バッジ」を身に付けて職場で面接を受け、履歴書の写真も「真我バッジ」と共にあり、佐藤先生の真我が、私のたった1枚の財産を甦らせてくれました。
この貴重な甦った1枚への感謝を、これからも佐藤先生の真我の愛と心で実践し、恩返ししていきたいと思います。 ご清聴ありがとうございました。
最後に、私から一つだけインタビューさせて頂きました。
質問は、「今回の体験談で、加藤さんが一番皆様にお伝えしたい事は何ですか?」
加藤さんは、次の様にお答えになりました。
一言でいうと、『真我なら大丈夫。あきらめないでとお伝えしたい。』です。
私の場合は、それを大霊団の方々から、その可能性を導いて頂いたと思っています。
自分の中では看護師の道はあきらめていましたが、真我に焦点を当てて行く中で、そうはさせまいという「見えない力」で動かされたと感じています。
加藤さん、貴重な体験談をありがとうございました。