YSこころのクリニックスタッフブログ

現代のうつ病事情を読み解く!東京都江東区門前中町の心療内科・精神科「YSこころのクリニック」がうつ病に関する様々な情報をお届けします。

ニセモノの自分と、本当の自分の関係No.2

皆さま、こんにちは。 YSこころのクリニックのカウンセラー奥村です。

しばらく日中は暖かい日々が続いていましたが、急に冷えてきました。 皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 北海道は初雪が観測されました。 少し厚手の上着をお持ちになって出かけてくださいね。

先日は、母が長年役員をしてきたので、区の方から功労賞がいただけるというので、 表彰式に行かせていただきました。 母は今のところに越してから、50年間ずっと役員をしてきました。

父も長年一緒にやってきましたので、この賞は一緒に受け取った感じがします。 地域の方たちとのつながりがあり、今でもお祭りの時に声がかかります。 年齢的にそんなに手伝えないと伝えても、「いてくださるだけでいいです。」 と言ってくださいます。

周りの方々を大切にし、やれることを精一杯してきた 父母の姿を見せていただきました。 私もできることを精一杯させていただきたいと、決意を新たにしました。

それでは、佐藤康行著「捨てる生き方」より。 ~~~~~~~~~~~~~~~

ニセモノの自分と、本当の自分の関係No.2

そして最奥の三層目にあるのが「本当の自分」である「真我」です。 「本当の自分」は、すべての人間、そして生命体が共有する 記憶に基づく自分です。宇宙意識と呼んでもいいでしょう。 「本当の自分」は、情愛を超えた生命を生かす根源的な愛に溢れた存在です。 この素晴らしい自分が、あなたの本質です。

さまざまな不安や心配や苦しみは、二層目の「本音の自分」から生じます。 例えば、学生時代に「鬼」と恐れていた先生に顔が似ている人に出会うと 思わず委縮してしまうというような現象は、典型的です。

誰かを嫌ったり、好いたり、ある出来事に腹を立てたり、 悲しくなったりという心の動きもこの「本当の自分」から生まれます。 普段私たちはこの「本当の自分」を「仮面の自分」で押さえつけて生活しています。

しかし、これは大変なストレスです。ストレスを溜め込むと、 他人を責めたり、自分を責めたりします。 気づかないうちに病気になってしまうこともあります。

ちょうど、「本音の自分」というゴミに「仮面の自分」という フタをしているようなものです。 放っておけば、中のゴミが腐敗して大変なことになります。

ですから、ゴミは捨てなければなりません。 だからこそ「捨てる生き方」なのです。「仮面の自分」というフタを取り(捨てる)、 「本音の自分」というゴミも捨てることが、「捨てる生き方」なのです。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。