皆さん、こんにちは。 YSこころのクリニックカウンセラーの武山です。
節分とバレンタインが終わり、 いよいよ春の到来を待ちわびる頃となりましたが、 皆様お変わりございませんでしょうか。
先日、子どもたちの発表会と保護者懇談会がありました。
２歳の長女の懇談会の際、先生に 「お子さんの良いところを教えてください」と言われました。
普段から美点発見をしているつもりだったのに、 その言葉を聞いて「どうしよう」と思ってしまった自分がいました。
最近の長女は、イヤイヤ期真っ盛りで、 ママにべったりです。家の中ではまだまだ後追いをするし、 公園に行っても私のそばから全くはなれてくれません。
身体的な発達もゆっくりです。 同年代の子どもたちがアクティブに動き回っている姿を見ると、 「うーん」と焦りと疲れを感じる自分がいました。
５歳の長男は、好奇心旺盛で追いかけるのが 大変なほどによく動く子だったので、比べてしまう気持ちもありました。
懇談会では 「マイペースで慎重な子です。これからも彼女のペースで成長していく姿を見守っていきたいです」
と話しましたが、
ちゃんと彼女の良いところ伝えられたのだろうかと モヤモヤした気持ちでいました。
その後、発表会がありました。正直なところ、 たくさんの見知らぬ保護者の前に出るなんて想像かつかず、 「最初から最後まで泣くんだろうな」 「ママーって泣きながら駆け寄ってきて参加できないんだろうな」 と思っていました。
ところが、しっかり歩いて入場し、 全く泣いていません。
自分の立ち位置にしっかり立って、 お返事をしたり、歌ったり、移動したり、 練習した通りであろう姿を見せてくれました。
他のお友だちが泣いたり、寝そべったり、 ママのところに駆け寄る姿を見ても、 淡々と自分の役割を果たしていました。
その姿に、「マイペースって最大の才能だったんだ！」 と気づかされました。
他のお友だちの、１～２歳児らしいママが大好きな姿、 恥ずかしがる姿、イヤイヤ言う姿も、 我が子のマイペースな姿も、 どれもそれぞれの輝く個性なんだと気づかされました。
成長した姿を見せてくれたことも、 すべてが美点だと教えてくれたことも、 私にとって大きな大きなギフトでした。
「子どもが先生」とあらためて感じた出来事でした。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
